クレジットカード納税|仙台市の税理士・ひなた会計事務所
2017.1.5
(1)クレジットカード納税
税金の納付方法には、金融機関や役所の窓口で納める方法以外に、ネットバンキング、口座振替、コンビニ、ATMで納められますね。
それ以外に、クレジットカードでも納税できるのをご存じでしょうか。
税務署へ納める国税は、延滞税や加算税等の附帯税を含めてほとんどの税目で、クレジットカードでの納付が可能です。
しかし、地方税は、自治体や税目によって対応が違いますので、納付先の自治体に確認してくださいね。
(2)国税の納付手続き
国税のクレジットカードによる納付手続きは、国税クレジットカードお支払サイトで行います。
https://kokuzei.noufu.jp/
(3)国税クレジットカード納税のメリット
メンテナンス時以外は、24時間いつでも納付が可能ですから、日中はなかなか時間が取れないという方には便利ですね。
お支払サイトでの納付手続きが完了した時点で、税務署へ納税がされたことになります。
カード会社の利用代金の引落し日は関係ありません。
引落し日が法定納期限の後になっても、延滞税はかかりませんよ。
また、カード会社によっては、一括払い以外に、分割払いやリボ払いも選ぶことができます。
実際の支払日を後にできますから、うまく資金繰りに使えそうですね。
カードの名義人を入力しませんから、他人や他社の納税をすることも可能です。
ただし、贈与税の問題にはご注意ください。
(3)国税クレジットカード納税のデメリット
納税できる金額は、1円から990万円までです。
もちろん、クレジットカードの利用限度額の範囲内での話ですが。
ネットで手続きするためか、そもそも領収証は発行されません。
さらに納税証明書の発行には、納付から3週間程度かかる場合があります。
融資や許認可手続きで急ぐ場合には、注意が必要ですね。
また、クレジット納付の場合には、決済手数料がかかります。
納税額1万円までは76円(税別)、以後1万円を超えるごとに76円(税別)を加算した金額が、決済手数料です。
クレジットカード会社のポイントやマイルが付く場合もありますから、逆にお得になる可能性もありますよ。
(M.H)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。