電子マネーの経理処理|仙台市の税理士・ひなた会計事務所
2012.10.19
① 電子マネー利用時に経費計上
会社の経費を会社の電子マネーで支払った場合は、電子マネーを利用した日に経費に計上します。
現金の出金はありませんから、現金出納帳には記帳しないでください。
電子マネーの残高は、現金とは別に管理することになります。
② チャージをした時は資産計上
プリペイド式の電子マネーの場合は、利用前に現金を前払いしてチャージをしますね。
その時の勘定科目は「貯蔵品」になります。
貯蔵品には切手や消耗品もあって管理が大変という場合には、そのまま「電子マネー」という勘定科目を作っちゃってもいいです。
③ 電子マネーの仕訳
ということは、仕訳にすると次のようになります。
・現金でチャージした時
(借方)電子マネー ×× (貸方)現金 ××
※現金チャージの時に、現金出納帳に記帳します。
・電子マネーで交通機関を利用した時
(借方)旅費交通費 ×× (貸方)電子マネー ××
・電子マネーで文房具を購入した時
(借方)事務用品費 ×× (貸方)電子マネー ××
④ 利用履歴で簡単管理
電子マネーには、利用履歴が確認できるものもあります。
利用履歴を印刷するかエクセル等にコピーして、支払先や内容を追加しておけば、そのまま帳簿になりますよ。
(M.H)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。