LEDランプへの取替費用|仙台市の税理士・ひなた会計事務所
2012.5.2
(1)取替費用は修繕費
照明をLEDランプに取り替えた場合のランプの取替費用は、修繕費として経費になります。
LEDランプは、消費電力が少なく、寿命が長いのですが、ランプ自体の金額が高いことから、まとめて取り替えるとなると、金額が高めになってしまい、全額を経費にしていいか気になりますね。
国税庁のホームページに掲載されている質疑応答事例には、1本1万円のLEDランプを100本まとめて取り替えて、取替えのための工事費用を含めて110万円を支出した場合の事例があります。
金額が10万円を超えていますし、耐久性もアップしていることから、減価償却になるのではと思われますが、LEDランプへの取替費用については、修繕費として全額経費にしてよいとしています。
(2)照明設備は減価償却
ランプだけでなく、照明設備そのものを交換した場合には、減価償却か修繕費で全額経費かは、金額や工事内容に応じて判断することになります。
天井への埋め込み型だったり、電源工事が必要だったりすると、金額も高額になると思いますので、付属設備として減価償却になる可能性が高そうです。
実は国税庁の事例には、照明設備そのものの交換については、説明がありません。説明してあるのは、ランプの交換費用だけです。そうなると、よくある資本的支出と修繕費を判定するフローチャート図等を使って判断しないといけませんね。
(M.H)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。