現金残高がマイナスに

2007年1月5日

(1)現金出納帳の様式

 現金出納帳の最低限必要な様式は、次になります。

┌──┬──┬──┬──┬──┬──┐
│日付│科目│摘要│入金│出金│残高│
├──┼──┼──┼──┼──┼──┤
│ │ │ │ │ │ │
├──┼──┼──┼──┼──┼──┤

 摘要欄には、入出金の相手先名とその内容を記載することになります。
 
 現金出納帳を記載したら、手元の実際の現金残高と現金出納帳の残高が合っていれば、その日の作業は終了ということになります。合わなければ、記載漏れや誤記入ということですので、その原因を追及し、修正することになります。


(2)残高がマイナスになる場合

 入金と全ての支払いを記帳したにもかかわらず、現金出納帳の残高がマイナスになってしまった。こんな経験はありませんか。もちろん、この状態では、実際の現金有り高と、一致しませんね。

 この原因として、一番多いのは、入金の記帳漏れです。ちょっとした支払いの時に、金庫から現金を出さずに、社長や経理担当者の財布から、支払いをすることがあったのではないでしょうか。ちょっと立て替えのつもりが、そのことをすっかり忘れてしまい、帳簿に記帳していないということが、よくあります。

 会社の立場からみれば、ちょっと立て替えというのは、入金があったことを意味します。立て替えた金額を、現金出納帳の入金欄に記入する必要があります。たとえ出金と同じ金額でも、面倒がらずに記帳するようにしましょう。

 また、支払いにお金が不足する時に、社長がポケットマネーから補充して、支払いをすることがあります。これも、会社からみれば、入金ということになります。社長が直接支払いをするような会社の場合には、この記帳漏れが起こりやすいですので、経理担当者に、きちんと伝えるようにしてください。


(3)勘定科目

 一週間や一月程度の、一時的に立て替えた時の勘定科目は、「仮受金」がいいでしょう。

 金額がまとまっていて、清算の目処が立っていない時は、「短期借入金」や「長期借入金」を使うことになります。短期と長期の違いは、返済期限が1年以内かどうかで、区別します。

 社長や会社の役員が立て替えた場合には、銀行融資などと区別するために、「役員借入金」や「社長借入金」を使用するのもいいでしょう。

(M.H)

※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。

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