2023年3月20日

(1)消費税は支払時に経費

 

 消費税を経費計上するタイミングは、消費税の支払時です。

 

 支払った時に、経費に計上します。

 

 決算で法人税の申告をする時に、通常は消費税も一緒に申告します。

 

 消費税の申告期限が納期限ですから、申告の時期に納税をします。

 

 この消費税は前期分の消費税であっても、経費に計上するのは支払った日を含む当期となります。

 

 年間の消費税の納税額が約60万円を超えると中間申告が必要になります。

 

 中間申告と同時に中間納税をするわけですが、もちろん中間申告をした時点で経費計上します。

 

 中間納税額は、決算で年間の納税額を計算した際に精算されます。

 

 精算のタイミングが翌期だとしても、支払った当期の経費です。

 

 

(2)未払消費税で経費を先取り

 

 消費税の申告書は、通常決算と同時に作成しますね。

 

 ということは決算が確定する時には、消費税の納税額がわかるわけです。

 

 この計算した消費税額を未払消費税等として計上すれば、前期の決算書に経費として計上できます。

 

 前期の時点では納税どころか、計算をしていなくても、経費計上が可能なのです。

 

 仕訳にするとこうです。

 

 (借方)租税公課 ××  (貸方)未払消費税等 ××

 

 税金を早く減らしたい時には、この方法を使ってみてください。

 

 なお、この方法は税込経理を採用している場合のみに使えます。

 

 税抜経理の場合は消費税額は利益に影響しませんので、未払消費税を計上しても関係ありませんよ。

 

 

(3)未払消費税をやめて利益額アップ

 

 未払消費税の計上をやめれば、その分の経費が減りますから利益が増えます。

 

 赤字を黒字にしたいとか、連続増益にしたいというような時には、未払消費税分の利益を増やすことができます。

 

 税法には一度採用したら変更が難しい制度もありますが、未払消費税はいつでも好きな時に変更できます。

 

 前期は未払消費税を計上したけど、今期はやめてもかまいません。

 

 さらに来期はまた未払消費税を計上することもできます。

 

 ただそうすると来期は2期分の消費税が計上されてしまいます。

 

 目先の利益にとらわれず、毎期同じ経理方式を採用して利益をきちんと確保して会社を発展させていくのが本来の姿と言えるでしょう。

(M.H)

※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。

 
 

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