2023年2月3日
(1)QR決済は収入印紙必要
○○ペイ等のQRコード決済で売上代金を受領した場合は、原則として領収証に収入印紙を貼る必要があります。
QR決済の代金の支払い方法には、事前にチャージをして利用する方式、銀行口座から利用時に代金が振り替えられる方式、クレジットカードから後払いする方式等があります。
QR決済の場合は、即座に代金決済が行われることが多いと考えられることから、領収証には収入印紙を貼った方が良さそうです。
とは言っても収入印紙が必要なのは、代金が5万円以上の場合です。
領収証に税抜金額の記載があれば、5万円以上かどうかは税抜金額で判断します。
領収証に消費税額の記載あれば、税込金額から消費税額を差し引いた金額、つまり税抜金額で判断します。
税抜金額も消費税額も記載がなければ、税込金額で判断します。
少額のQR決済が多いでしょうから、そこまでは神経質にならなくても良いですかね。
(2)契約書の確認で印紙不要も
正確には印紙が必要かどうかは契約書の内容で判断します。
決済業者との契約書を確認してみてください。
立替払い方式や債権譲渡方式と言われる、決済時に代金の受領が行われない方式での契約であれば、収入印紙が不要です。
契約書を確認しても判断が付かない場合は、決済業者に確認してみましょう。
消費者の利便性を考えて、事前チャージ式と後払い式を併用していることも考えられます。
残念ながら併用の場合は、全てのQR決済で収入印紙が必要です。
※「QRコード」は株式会社デンソーウェーブの登録商標となります。
(M.H)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。