売上計上のタイミング|仙台市の税理士・ひなた会計事務所

2016.9.20


(1)売上計上は引渡基準

 会社が商品を販売した場合、売上を計上する日は、その商品を相手方に引き渡した日です。

 対面で手渡しで商品を販売したのであれば、売上計上の時期は明らかですね。

 引き渡した時に受取書をもらっていれば、受取日の証拠にもなります。

 ですが、運送業者に依頼していると、把握できないこともあります。

 その時は、商品の発送日を、売上計上日とすることも可能です。

 この方法であれば、いちいち相手先や運送業者に確認しなくとも、自社で簡単に把握できます。

 また製作物のように、納品をしても仕様通りの製作物か検収が必要な場合もあります。

 検収が終わらなければ、納品作業が終了したと言えませんから、検収時に売上を計上することもあります。

 モノによっては、相手先で使用可能となった時点で、売上計上することも可能です。

 このように、自社の販売形態に合わせて、売上の計上時期を任意に選択できます。

 ただし、一度選択した売上計上基準は、合理的な理由がない限り、変更できませんので、ご注意ください。


(2) 締め日に売上計上

 例えば、月に1回まとめて請求書を発行している場合、その締め日で、まとめて売上計上することも可能です。

 決算日が、集計期間の末日、つまり、締め日と一致している場合には、決算期間中の売上がそのまま計上されますので、問題ありませんね。

 しかし、決算日と締め日がズレている会社もあります。

 その場合でも、決算日と締め日の間が、おおむね10日程度であれば、締め日での売上計上も認められています。

 10日程度ということは、決算日が末日で、締め日が20日の場合は、20日までの請求額を売上計上して、21日以降の売上は、翌期に計上することになります。


(3) 売上計上日の選択

 法人税の納税を少しでも先送りしたければ、売上計上のタイミングを遅くしてください。

 出荷基準だったものを、検収基準に変更すれば、それだけ利益計上のタイミングが遅くなります。

 翌期に利益計上となれば、その分の法人税の納税は1年後にできますよ。

 逆に、売上計上のタイミングを早くすれば、利益が早く計上されますから、決算書の見栄えが良くなります。

 自分の会社に合った売上計上の時期になっているか、一度確認してみてください。

(M.H)

※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。

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