税務署に行かずに昔の申告を確認する方法|仙台市の税理士・ひなた会計事務所
2022年6月20日
(1)所得税はネットで閲覧可能
所得税の申告書は、パソコンやスマートフォンから閲覧することが可能です。
料金はかかりません。
e-Tax(電子申告)で提出した場合だけでなく、書面で提出した場合も閲覧できます。
インターネットに接続されたパソコン又はスマートフォンを準備してください。
マイナンバーカードも必要です。
代理申請はできませんので、本人のマイナンバーカードを準備してください。
パソコンの場合は、マイナンバーカードの読み取り装置も必要ですね。
e-Taxにログインをして、閲覧申請データを作成して送信します。
パソコンの場合は、e-Taxのホームページのe-Taxソフト(WEB版)の「申告・申請・納税」をクリックしてください。
スマホの場合は、e-Taxソフト(SP版)からログインして「申請・納税」をタップしてください。
申請から数日後に、e-TaxのメッセージボックスにPDFファイルが格納されダウンロード可能となります。
メッセージボックスの確認にも、マイナンバーカードが必要です。
PDFは格納から180日間、ダウンロードができます。
期間を経過した場合は、再度申請をしてください。
入手できる情報は、下記のとおりです。
・所得税及び復興特別所得税確定(修正)申告書
・青色申告決算書
・収支内訳書
令和2年分以降の直近3年分が閲覧可能です。
申告期限内の3月15日までに申告をした場合は、その年の5月1日以降閲覧可能になります。
(2)紙での閲覧申請は税務署へ
税務署に行けば、紙での閲覧が可能です。
税務署では、所得税申告書に限らず、法人税、消費税、相続税、贈与税等や各種申請書、届出書も閲覧できます。
手続きは、申告書等閲覧申請書を税務署の窓口へ提出してください。
事前に検索して印刷した用紙に記入していけば、良いですね。
窓口では、免許証本人確認書類で本人確認が行われます。
税務署では閲覧だけで、コピーはもらえません。
閲覧申請書に写真撮影について記載しておけば、スマホやデジカメで撮影可能です。
撮影した写真は税務署員が確認しますので、消去や再撮影の指示に従うようにしましょう。
撮影できないと手書きで写すことになりますので、不備が無いように気をつけてくださいね。
税務署では代理申請も可能です。
代理申請の場合は、納税者本人の実印を押捺した委任状と印鑑証明書が必要です。
代理人の身分帳証明書も必要です。
紙の閲覧も料金はかかりません。
(M.H)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。