6つの納税方法|仙台市の税理士・ひなた会計事務所
2022年2月18日
法人の場合は決算、個人事業主の方や不動産をお持ちの方・お給料が2ヶ所ある方などは確定申告という形で申告を行いますが、実は納税方法は6つもあるのをご存じでしょうか。
今回は、6つの納税方法をメリット・デメリットでご紹介します。
(1)振替納税制度
メリット:
1度手続きを行うと、翌年以降は必要なく引落が1ヶ月後(R4確定申告の場合4月21日)になる
デメリット:
事前に依頼書の提出が必要
ネットバンキングは、使用できない場合がある
引っ越しによって納税地が異動になる場合には手続きが必要
振替納税を希望する場合は、振替依頼書を用意します。
必要箇所の記入を行った後、納税地を所轄する税務署または、振替依頼書に記載した金融機関へ納期限までに提出が必要になります。
R4年確定申告の場合はR4年3月15日までに提出が必要です。
所得税と個人事業主の消費税限定になります。
期限後申告分・修正申告分・贈与税については、使用できませんのでご注意ください。
(2)クレジットカード
メリット:
納付金額や納付先の税務署がわかれば、自宅のパソコンやスマートフォンから24時間いつでも納付手続きが可能
分割払いを選択できる
ポイント・マイルが付く
デメリット:
決済手数料がかかる
毎回手続きをしなければならない
ご利用になるクレジットカードの決済手数料含む金額が、決済可能額以下でないと使用できません
使用するカードによって一括払い・分割払いを選択できますが、ボーナス払いは選択できませんのでご注意ください。
利用可能なクレジットに関してはこちらです。
Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARD
(3)コンビニ
メリット:
買い物のついでに納付ができる
営業を行っていれば24時間利用ができる
デメリット:
税務署でバーコード付納付書の発行を依頼・もしくは自分でQRコードを作成しなくてはならない
30万円以上の納付には使えない
すべてのコンビニではなく以下のコンビニの端末設置店舗のみになります。
ローソン・ナチュラルローソン・ミニストップのLoppi端末設置店舗
ファミリーマートのFamiポート端末設置店舗
コンビニでの納付は現金のみとなりクレジットカードや電子マネーの利用はできませんのでご注意ください
(4)金融機関や税務署窓口
メリット:
利用可能額の制限がない
デメリット:
窓口の営業時間にしか利用できない
納付書を持っていけば納付が可能になります。
もし納付書がない場合は、税務署または所轄税務署管内の金融機関に用意してある納付書を使用することができます。
(5)ダイレクト納税
メリット:
自宅で納付手続きが完了する
デメリット:
利用には1ヶ月前までに準備が必要
国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書を作成し、納税地を所轄する税務署へ書面で提出する必要があります。
ダイレクト納付を利用する日の約1ヶ月前には提出の必要がありますので余裕を持ち提出を行う必要がございます。
また、来年から使用するという場合には早めに提出をしておくといいでしょう
(6)ペイジー
メリット:
パソコンやスマートフォンから簡単に納付できる
多くの金融機関で利用できる
デメリット:
利用には事前に手続きが必要
振替納税の場合ネット銀行は対応していませんがペイジーの場合楽天銀行・PayPay銀行は対応になります。
●期日までに納付ができなかった場合
口座の残高不足などで支払いができなかった場合には、延滞税がかかってしまいます。
引き落とし日前の平日までには納税資金を振り込み、余裕を持って納税の準備をしましょう。
(Y.O)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。