クレジットカードの領収証は印紙不要|仙台市の税理士・ひなた会計事務所
2021年6月18日
(1)カード決済は収入印紙不要
売上代金をクレジットカードで受け取った場合は、領収証に収入印紙を貼る必要はありません。
5万円以上の領収証には、印紙が必要というのは正しいです。
5万円以上かどうかの判断は、税抜金額で行います。
領収証に税抜金額の記載がない場合は、「うち消費税等○○円」というように記載して、税抜金額を計算できるようにしてくださいね。
たとえ領収金額が5万円以上でも、クレジットカードで決済された場合は、その時点で、店はまだ入金がありませんから、印紙税はかからないのです。
カード決済の入金は、カード会社や決済代行会社から振り込みで行われるのが普通でしょうし、振り込みの領収証を発行することもないでしょう。
結果的に、カードで決済された場合は、収入印紙を貼る場面はないのです。
(2)必ず明記を
発行する領収証には、必ずクレジットカード決済であることを明記してください。
「カード決済」や「クレカ支払」でもいいので、クレジットカードで決済されたことを、わかるようにしてください。
この記載がないと、カードで決済されたか判断ができませんので、印紙の貼り忘れということになってしまいます。
印紙を貼り忘れると、貼るべき印紙代の1.1倍の過怠税という罰金が課されます。
しかもこの過怠税は経費になりません。
POSで発行されるレシートを領収証として交付している場合には、レシートにカード決済であることが印字されているか、確認をしておきましょう。
(M.H)
※内容につきましては、記載日現在の法令に基づき、一般的な条件設定のもとに、説明を簡略しております。実際の申告の際は、必ず、税理士又は税務署にご相談ください。